2011年6月16日木曜日

Sambor Prei Kuk,,, everything run slowly in the ancient time.































ベトナムでの旅を終えて 帰って来たのは 
やっぱりサンボーでした

カンボジア コンポントム州
その街から 左右に広がる田園風景を眺めながら およそ1時間

「森の祠堂」  と呼ばれるサンボー・プレイ・クック遺跡群が
長い眠りから目覚めた姿が  そこにはありました


森のなかに蒼然と佇む サンボー・プレイ・クック遺跡群
アンコール遺跡群とは少し様相を異にし 
両者を目前に佇めば たちまちその時代の移り変わりを肌で感じることができて

そこでは森 祠堂 さらにはその周りに住む人々の生活が一体となり
過去の記憶と共に ひと味違った雰囲気を作り上げていました














































今回のベトナムへの旅では 色んな観光地を眺めて
本当に多くを学ぶことができました

だから その感覚のまま サンボーを見てみたいと思って
こうしてサンボーへと帰ってきて

そしてサンボーで感じた 森が 祠堂が 人々が織りなす  「調和」
その流れをせき止めるものは まだそこには見えなかったように思います

彼らは依然 古代の空気感の中に生きていると
 


































その昔よりも 少しは明るくしてくれているであろう ライトの光を囲んでの夕飯
































そしてその光の下で  籠を編む






























この場所にいると 雨が とても心地好く感じます
日本にいる時は少し煩わしく感じていた その雨も
ここでの生活の流れに      とけ込んでいて

雨が降る そして屋根からつたってくるその雨を 深鉢へと溜め込み
雨が依然として降るなかで その水を浴びる

雨がやみ 水浴びしながら向こうに見えるのは虹











































「目に涙なければ 魂に虹は見えない」 そんな諺がどこかの国にあって
感動すること 喜ぶこと 悲しむこと
無機質なものの空虚さを それは物語っているように感じます

多くの文化遺産にも それに感情が共存することができたら
多くの共感が得られるのだと思います

圧倒的な自然 木々に精霊を見いだし それに怯えながらも敬う



この場所も 近いうちに 世界遺産登録される予定で
ベトナムで痛感した観光地という力に この場所がどんな変化を強いられていくのか

そしてその変化が同一方向に向かわないようにと そう願うばかりです











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