2011年6月16日木曜日

Everyone regard everything as what with eyes??

そして 今こうしてシェムリアップにいます

今回の旅で もうひとつ とても印象に残っているところがありました
観光地を観光客として回った ベトナム そしてその後のサンボー シェムリアップ

そこで感じていた疑問や そこで感じた感動の根底にあるものを 
そこで見た気がします

ベトナムホイアンで訪れた 

屠殺場

































早朝4時
まだほの暗いホイアンで  市場の近くにあるその場所を
ホイアンに住む方々と訪れる機会がありました

東南アジアだけでなく   世界各地で「市場」はその土地特有の活気を見せる
東南アジアのそれは    少し独特の雰囲気を写しだしていて 

無造作に置かれた肉や食料が  まぶしいほどの色々を発していました
でも今問題視されてる衛生面

東南アジア各地で  市場が整備されつつあり その姿を失いかけています
そんなことから   ここへやってくることになりました


そして目にした屠殺の現場

































数分前まで生きていた その豚がさばかれている様子を
いつの間にか 「もの」 のように捉えていました

始めに抱いた感情が 徐々に薄れていくのを感じて

その感じが 今回観光地を旅していて抱いた疑問に
どこか似ているように思いました



もの を もの として見る
ひと を ひと として見る

そして

ひと を もの として見る事と
もの を ひと として見る事


観光地をうずまく循環に感じた 寂しさも 嬉しさも
世界遺産の佇みに感じた    落胆も  感動も

すべてはそこにあったような気がします

そこに住む人の目が 観光客を
観光客の目が    そこに住む人々を

そこに住む人の目が 遺産を
観光客の目が    遺産を

それぞれが     それぞれを    どう捉えているのか

それぞれの捉え方が そこに流れを作りだし
そのまちや自然が持つ流れと  あわさっていく

人が生き続けることで 作りあげられる景観が
その流れを映し出してくれている気がします

何かを「美しい」と感じることができるのは 
ひとだけだと 聞いたことがあります

美しいと
そう感じることができるならば 
そう思ったものが消えてしまうことに寂しさを感じることも また必然であるかのように思います

今回目の当たりにした 観光が持つ大きな力
一方でその力は多くの人に影響をあたえることができるもので
その力がいい方向に向かえばと

今回学んだことは これからのサンボーでの活動に何かのきっかけを与えてくれたと思います


そして今回は各地で本当に色々なひとたちにお世話になりました
フエで働かれている 川村さん  フエ大学の学生さんたちや
ホイアンで働かれている 中村さん 比留川さん 始め多くの方々
各都市のゲストハウスのスタッフの方や
トレッキングツアーで一緒になった方々

何よりも 帰りの50時間もの帰路に
水と食パン一斤だけを片手に挑もうとしたぼくを見て

たくさんのご飯を買って来てくれた 寝台列車の車掌さんや同室の方々































この場を借りて

ありがとうございました







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