2011年2月18日金曜日

to child, to children

2010年2月16日にJST では、シェムリップの教員養成学生を対象に、
バイヨン寺院修復現場の社会見学会を行ないました。

バイヨン寺院は、言わずと知れた観光都市 シェムリアップに存在する遺跡
街のゾーニングも進み、例年多くの人たちがここを訪れます

カンボジアの地方遺跡
そこでは遺跡のすぐそばで遊ぶ子供たちや すぐそばで生活している人たちが
まだまだたくさんいます

そういった意味では、ここアンコール地域の寺院郡は 人々の「そば」から
少しずつ離れていってしまっているのかもしれません

今回は80人の生徒たちがバイヨンインフォメーションセンター
そして バイヨン寺院の修復現場を訪れました

バイヨンインフォメーションセンター、 バイヨン寺院では
多くのカンボジア人スタッフが中心となって活動しています



























カンボジアは「支援慣れ」をしていると言われることの多いなか

歴史や修復について 彼ら自身で 語り 受け継いでいくという
この活動には、   大きな意味があると思います。



























自分の子供に何を教え、伝えていきたいか
これを考えることも確かに大事なことだと思いますが

こうして、子供に ではなく 子供「たち」に何を教え、伝えていきたいか
それをみんなで考えていかなければいけないのではないでしょうか

教員養成学校の生徒たちは 将来先生として
子供「たち」の前に立ちます

この活動を通して 歴史への理解 という形で
彼らの「そば」に遺跡を近づけ

さらにそこに、彼ら自身の経験 思い出を積み重ねていってくれればと
感じました

明日から三日間、地方遺跡のコーケーに 発掘調査に行ってきます



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