2011年2月17日木曜日

Sambor ceremony

ボーン ラウン ロックター

2月5日から2月8日までの4日間
コンポントムのサンボー村で、ある伝統儀礼が行なわれるとのことで
参加、取材してきました

サンボー村は、サンボー•プレイ•クック遺跡群のすぐ北東に位置する村で
儀礼は、このサンボー遺跡群が かつて都城遺跡として存在した時から
代々受け継がれてきたといいます

カンボジアで今なお多く行なわれるニャックター神への信仰
土着の神様を祀る、精霊信仰です

サンボー村では、ニャックター神の好物は 亀と猿
とされ、儀礼のためにそれらを用意しなければいけません

2月5日
村の雰囲気は いつもと変わらず
村の男性数人が集まり 村の西に位置する池へと向かっていきました
亀を取りに行くのです。

しかし  池に到着する前に、この日は断念
村を挙げての儀礼と聞いていたのですが、この日も集まったのは4人で

サンボー村は街から離れた農村で 近年街に出稼ぎに行く男性も増え
年々とこの儀礼に参加する人たちも減ってきているようです。

2月6日
この日は村にも少し変化がありました
朝起きると、子供たちがパチンコで遊んでいます

大人たちを先頭に、20人ぐらいの子供たちが集まり
サンボー寺院の眠る森へと進んで行きます

「いた」 という声が響くとみんなが森の中を駆け回り  
一斉に石を放つ   放たれた石が そこらじゅうから飛んできます


狙いは猿      だったのですが、今回は


























村の男性たちが家を出て、食料を調達しに行く
こうして2日が過ぎました

2月7日
村が少し慌ただしくなってきたような
各家庭を訪ね歩くと 多くの家庭で女性達がノムニエルと言われる 
日本でいうパンケーキのようなものを作っていました

ノムニエルは女性の乳房をイメージして作られ 豊穣を意味するもの

男性たちは家を出て食料を調達しに行く 
女性たちは家で帰りを待ち 食事を作る

この儀礼は、こうしてカンボジアで続いてきた社会を暗喩している
と言っていました

2月8日、、続きはまた次回

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